若年世代の智歯の矯正利用

12歳臼歯の長期的保存が危ぶまれ若年者の後方智歯による代替

イーデント歯科室では若者世代への歯科再建治療は中高年世代へのアプローチとはまったく違ってきます。 活動年数が中高年世代と20代の世代では30年以上の実質差があり、長期的な戦略としてはエナメル質の保存、歯髄の保存が最優先します。  以下の3症例は治療開始時22歳~24歳でいずれの大切な第二大臼歯が歯根まで腐食して長期保存が不能であるが、後方に健全な智歯が抜歯されずに存在。 矯正用のアンカースクリューを利用し智歯には各種装置を接着させ、移動の各段階で交換しながら抜歯した第二大臼歯部に誘導したもの。 マウスピースでは不可能な矯正となります。


下顎埋伏智歯を20代の歯冠崩壊の顕著な大臼歯への埋伏智歯の矯正を含めた再建第二大臼歯抜歯部に誘導

歯冠崩壊大臼歯への埋伏智歯の矯正を含めた再建

歯冠崩壊大臼歯の抜歯と埋伏智歯の矯正
歯冠崩壊大臼歯の抜歯と埋伏智歯の矯正:X線画像

第一大臼歯は保存治療後ジルコニアセラミック冠で歯冠修復し約7年経過。 治療期間は 2017/12~2019/03


腐食した上顎第二大臼歯部を抜歯した後、後方埋伏智歯を挺出矯正させ置き換えた例

歯冠崩壊第二大臼歯の抜歯と埋伏智歯の矯正像
歯冠崩壊第二大臼歯の抜歯と埋伏智歯の矯正:X線画像

腐食した上顎第二大臼歯部を抜歯後、後方埋伏智歯を挺出矯正させ置き換えた例

第二大臼歯の抜歯と埋伏智歯の矯正
第二大臼歯の抜歯と埋伏智歯の矯正:X線画像

いずれも矯正期間中は対合する第二大臼歯は挺出移動防止のため隣接する第一大臼歯と固定をしています。

参考) 矯正ステップのより詳しい解説


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